両親から娘への期待と協力

とくに娘には”お嬢さま”ファッションで飾らせて、世間に名の知られた短大に進学させ、経済的にも不自由な思いをさせなかった。母親の夢と期待を一身にあつめ、ブランド品を持ち、海外旅行に出かけた若い女性が有頂天になり、自分を過大に評価しても不思議ではない。大学へ進学した娘は、父親と同じレベルの男と結婚しようとは思わなかったし、母親と同じ道を歩もうとも考えなかった。母親も娘を「高級品」に仕上げるためには協力を惜しまなかった。条件の良い=稼ぎの良い男性と結婚できれば、一生苦労しないで楽しく過ごせるものと、母娘ともに信じて疑わなかったのである。条件が、経済的要素にのみ比重が掛かり、学歴・会社名(一流か、知名度の高い)・収入・親の財産などを書類審査して、基準に達しなければ面接、いや、お見合いをしないという方針で選別し、条件が揃ってお見合いをしても、相手が「頼りない」人や背が低くハンサムでなかったりすれば断ってしまった。しかし希望通りの男性を見つけられるはずです。「あわてて安物をつかんだら損だ」という母娘共通の認識が、その行為を正当化した。一方、彼女の男の兄弟、とくに兄さんの嫁さんについては、母親は厳しい条件をつけていた。お嬢さんは結構なのだけれど、息子の稼いできた収入を全部まき上げて高級品を買い漁り、一日中ブラプラしている専業主婦の嫁は、やはりどうにも気に入らない。

参考:結婚相談所 選び方